栃木東部 琴平山(182m) 2015年2月21日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:38 駐車場所−−7:49 谷−−8:02 斜面取付−−8:14 琴平山 8:17 −−8:26 谷−−8:46 駐車場所

場所栃木県芳賀郡市貝町
年月日2015年1月21日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場南側の車道脇に駐車
登山道の有無無し(別ルートならあり)
籔の有無ほとんど竹籔漕ぎ。特に谷間の竹は酷い
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
(GPX形式)
ここをクリックしてダウンロード
コメント酪農場の北側の山。牧場近くは匂いが凄い。牧場の西側の谷を北上し斜面に取り付いたがずっと竹藪が続く。一部は猛烈な濃さ。谷は開けた場所があるのでそこを選ぶのがポイント。谷は湿地状態で今回は凍結していてさほど沈まなかったが、そうでなければ長靴が必要。西斜面も竹藪で適当な尾根を登って山頂に達すると東屋があってがっかり。北側からしっかりし遊歩道が上がってきていた。周囲は自然林に覆われ展望悪い




駐車余地。既に酪農場の臭いが・・・ 竹藪に覆われた谷。地形図の破線は存在しない
谷の西側の尾根を北上。笹はまだマシ 東斜面は笹が薄い
谷に下る。造成地で平坦 灌木帯
山頂東で尾根に取り付く。ここも竹藪 谷東縁の廃道(だと思う)
竹藪の無い尾根区間もある また竹藪に突入
何の残骸だろう? 竹藪を飛び出した山頂には東屋・・・
山頂標識 山頂標識
北に下る遊歩道


 この山は地形図記載ではなく山名事典記載の山である。地形図には山頂への道の存在はないので適当に登るしかないが、里に近い低山なのでどうにでもなるだろう。今回は南側から攻めることにした。地形図では山の西側の谷に破線が書かれているのでここを北上、適当に尾根に取り付けば良いだろう。

 地形図に書かれた山の南側の大きな建物は酪農家であった。近くに行くと匂いがきつい。今は冬だからまだマシだと思うが、暖かくなるともっときついだろう。車道の北側は予想外の深い竹藪で、特に谷に下るルートは激藪。地形図の破線は跡形も無かった。あまりに藪が深いので計画を変更し尾根筋を辿ることにした。

 ガードレールを越えて谷の西側の小尾根に取り付く。ここも竹藪だが植林で日差しが遮られる影響か周囲より薄くて助かった。より竹藪が薄い尾根の東寄りを進んでいき、右手の谷に藪がない開けた平面が見えたところで植林斜面を谷へと下った。

 谷は明らかに人工的に造成されたような平坦地で塩ビパイプが突き出したりしているが、長年放置されて荒地と化していた。水気が多く湿地状の場所は木や竹が生えずに開けたままの場所だが、他は矮小な樹木の密集地だったり竹藪が進出していた。藪を避けてできるだけ開けた場所を進むが、凍った湿地なので踏み抜かないように慎重に足を運んだ。竹藪には霜が付いていて藪漕ぎすると霜まみれ。気温が低いのでまだ溶けないが、このままだとびしょ濡れになってしまうかも。

 周囲は山というより丘と表現した方が相応しいなだらかな地形が続き読図は困難なので、今回はGPSのお世話になった。相変わらず地図表示無しの機種だが山頂への方角が分かるだけで充分に使える。

 山頂が真東近くになってから谷を離れて竹藪の斜面へ突っ込む。最初は城壁のような濃密で強固な竹藪でこれが山頂まで続いたら気力が持つか不安になるくらいだったが、すぐにそこそこの密度に低下、割と支障なく登れるようになった。栃木のこの高さの低山だと植林でなければコナラ、ミズナラ等の自然林に覆われて地面付近は藪皆無が通常パターンだが、ここは自然林なのにこの竹藪。しかも広範囲。自然にこうなったとは思えず、何かしら人の手が加わった結果、こうなったと考えるのが自然だろう。

 尾根に乗って一時的に竹が無くなるが、傾斜が出ると再び竹藪突入。登りきると意外な光景が待っていた。竹藪が無くなって植林帯に変わり、山頂には東屋があった! 何と北側から立派な遊歩道が上がってきていたのだった。ネットで事前に調べれば藪漕ぎせずに済んだだろう。残念。東屋に複数の山頂標識が掛かっていた。

 車に戻る必要があるので帰りも往路の竹藪を戻った。山頂では気付かなかった匂いは南下するに従って強くなっていった。

 

都道府県別2000m未満山行記録リストに戻る

 

2000m未満山行記録リストに戻る

 

ホームページトップに戻る